Communities and Environment: What Will Happen

地域社会の開発と活性化の新しいコンセプト


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『地球の友』と
『大地を守る会』との
協力プロジェクト

極東ロシアの沿海州の人達と日本海のエコシステムの保全と沿岸地域社会の未来を語り合おう

−−資源の人工扶養力と自然環境との共生の条件−−

1999−2000年度岡本国際問題研究所
バーチュアル・ファウンデーション・ジャパン共同プロジェクト

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4月末オープン予定
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シベリアのタイガ原始林の伐採に加えて、沿海州の日本海沿岸の鮭ます資源は乱獲とハビタート破壊の危機が近づいています!
21世紀に向けて環日本海沿海環境保全と経済・文化交流のためのオープンフォラムを沿岸国市民にご提供します。下のテーマからご関心のあるものをクリックしてご意見をアップロードなさってください。日、英、露の三ヶ国語のバージョンで画面に公示されます。
先ずは下の最近情報データベースをお読みください。

世界各地のさけます資源にはいま何が起っているのか










サマルガ河流域の
エコシステムにやさしい資源開発と危険な資源開発

  1. この地域の資源基盤と開発のインパクトの許容限度を設定すべきか

  2. 21世紀のアジアの文化変容と近代化の理想モデルとは何か

  3. 市場経済原理はサマルガ河流域にやさしい社会を生み出すだろうか










環日本海規模の
エコ食品流通システムの構築と拡大の可能性について

  1. 環日本海規模の産地直送運動を日本の消費者が支援しよう

  2. 北洋の非合法漁業と日本市場の現在のあり方は相互不信を深刻化させている

  3. さけます資源保護と適正利用の枠組の実現は北米産地との共同目標だ

















生産者と消費者とが話し合い協力できる環日本海国際交流の場を作ろう

  1. 日本の消費者団体はどのようにして共同購入をしているのか

  2. 日本の生産者団体はどのようにして共同出荷をしているのか

  3. 日本の流通業者は生産者と消費者の側のニーズにどのように対応しているのか

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サマルガ河は、極東ロシアの沿海州(プリモルスキー・クライ)の北部のテルネイスキー地区の最北端、日本海を隔てて南樺太の二股の部分の丁度対岸の位置にあります。この河の流域は、日本海に注ぐサマルガ河の河口から内陸の森林部を縫って枝別れする数多くの支流の流域からなる広大な地域で、その大きさは日本の北海道から日本海に注ぐ石狩川の流域の1倍半から2倍の広さを持っています。

分析手段と研究枠組

(1)問題の所在と分析の手段について

地域社会の発展とそれが置かれたエコシステムとの間には多岐にわたる、複雑な相関関係があります。本プロジェクトは、人間の社会生活の経済的な側面の中で、人口と資源と市場との間の綱引きの問題と、その帰結の分析を、特に農林水産資源のエコシステムに焦点を当てて行います。

調査の対象となる地域は、北西太平洋沿岸、すなわち日本では関東以北から東北地方および北海道を、ロシア側では、韓半島の北に広がる中国北東部から沿海州を経て極東シベリアのカムチャッカ半島に至るまでの地域を含みます。そして、本プロジェクトでは、沿岸部のエコシステムと人口の変化との間の関係を探る主要な指標としては、そのライフサイクルの大部分を外洋で過ごし、故郷の河川に帰って産卵するサケマス科の魚類を選びました。

これは、臨海地域社会での人間の生活との関わりというコンテクストの中で重要な変化を見ようという観点からの選択であり、自然のエコシステムそのものを観察する場合には、必ずしも網羅的とは言えない嫌いがありますが、我々の関心はあくまで自然と人間との関わりというテーマであり、今回のプロジェクトの規模からして止むを得ぬ選択でした。南西太平洋沿岸の地域社会の問題をテーマとする場合に我々の選んだ指標生物が近海物のエビ類であることについても同じことが言えます。

(2)社会と環境のインタラクション

本研究でアジア太平洋地域の『地域社会』という場合、それは理念的にはアジア太平洋地域の各地で自然発生的に生まれ育ってきた広義の伝統的社会を指し、工業化・近代化の過程で発生する人為的な社会を意味しません。しかし、現実に世界では、殆どの地域社会はこの二つの対照的な理念形の折衷型であり、本研究では、前者の自律的発展の過程にインパクトを与える外部要として後者を扱うという問題の立て方をとります。従って、インパクトの大きさと深刻さによって次のような分類を暫定的に仮定しています。

  1. インパクトが僅少に止まり、伝統的地域社会が基本的には自律的な発展過程をたとる場合
  2. インパクトが相当強く、発展の過程で伝統的地域社会のあり方に相当な変化が生じる場合
  3. インパクトが深刻な影響を与え、発展の過程で伝統的地域社会のあり方に決定的な変化を生む場合

地域社会とエコシステムの
共生の条件を探す

1999年から2000年にかけてバーチュアル財団ジャパンの事業の一つとして開始する予定のプロジェクトに、『地域社会と文化伝統とエコシステムの共生』というタイトルがついた大型の企画あります。対象となる地域はアジア太平洋のに西側、ベーリング海峡以西の極東シベリアから中国を経由してインドシナ半島からマレーシアに至る地域です。そして、まず初年度には、『サマルガ河流域プロジェクト』を北太平洋の中核パイロットプロジェクトとして開始すべく準備を進めています。

すでに今年の春以来、『地球の友ジャパン』との間に生まれた新しい協力関係の中で、極東シベリアの沿海州の北端のサマルガ河流域に住むウデゲ族とロシア人の住む小さな地域社会がポスト冷戦の混乱期のロシアで自分達の新しい生き方を模索しているのを、出来るだけ包括的な観点から支援しようというものです。ツングース系先住民のウデゲ族を含む3千人足らずしか居住していないという極端な人口過疎がこの広大な地域の特徴です。その美しいタイガ(亜寒帯針葉樹林)の自然環境とエコシステムを破壊することなく、持続可能なやり方で地域社会の発展を可能とし、人々の生活の向上を約束する開発コンセプトはあり得るのか、というチャレンジに応える人類の知恵がいま問われているのす。


















(写真をクリック-->さくらますの大写し)

そして、そこでの我われの仕事は、この地域の生活条件を質量両面で改善できる可能性を追求すると同時に、それが地域の人口動態やライフスタイルに与えるインパクトを分析し、現地の皆さんと協力して、自然環境との調和を基礎とした21世紀型の沿海州沿岸の他の地域社会にも適用可能な開発モデルの青写真を構築することです。この中で私達の問わねばならない基本的問題の中でも、
  1. そのような開発計画は地域内でどのような環境汚染・破壊問題を生む可能性があるか

  2. 経済発展の過程は、どんな社会・文化変容を当該地域社会の内部にもたらす公算があるか

  3. その結果、どのような価値観の変化と制度的改革を誘発する可能性があるのか
が問われねばならないでしょう。

更に、開発に伴って起こるこのような変化は、沿海州内の他地域、および諸外国にどのような影響を及ぼすだろうかが次に問われねばなりません。すなわち、このような変化は:

  1. 変化を惹起する原因となったテクノロジーと投資資金を提供した日の消費者大衆の生活に、結果的にどのようなインパクトを与えるのか

  2. そのような変化を惹起する原因となったテクノロジーと資本は、日本の水産市場と食品流通システムにどのようなインパクトを持つか

  3. 更にそれは、隣接地域諸国にどのようなデモンストレーション効果を及ぼし、広域環境にどのようなインパクトを生み出す可能性を持つか

を検証し、すべての事実と結果をインターネット上に開示します。

太平洋の沿岸に位置する地域社会での生活のあり方が、このような意味で内水面を含む海洋エコシステムとどのような関係を作り出し、それが人間の生活環境とエコシステムとの間の相互共生の条件をより豊なものとする方向に進む可能性があるのか、あるいは、前者が後者を破壊する方向に進み、その結果生じる環境劣化は遂には人類の生存と繁栄をも脅かす可能性が現実にあるのかどうかが、今まさに問われているのです。

すべての写真は地球の友ジャパンとバーチュアル財団ジャパンが提供したものです


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